下痢を食事で治そう
イチゴ、メロン等果物

下痢について

ラッテクス・フルーツ症候群

皆様の中に、イチゴ・メロン・トマトなどの果物を食べたときに、
口の中がなんだか違和感を覚えたことは、ありませんでしょうか。
前に書いた含嗽テストによる特異的口内違和感物質と定義したものです。
前にも書いたように、
この違和感は、どのように表現したら適切なのかわかりません。
感じる人にしかわからないと思います。
私は、メロンとパイナップルでなります。
もちろん強弱はありますがいつもなりますので
私は、若年よりメロンは、このような味がするものと思っていました。
私が、これが特異的に私だけに起こることを知ったのは、
10年まのことです。
だからと言ってメロン・パイナップル
を食べて下痢をするという記憶がありません。
もともとメロンやパイナップルをたくさん食べられる環境でなかった上に、
ピリピリするのであまり好きでなかったので、
食べなかったという理由かもしれません。

さて表題に書いたラッテクス・フルーツ症候群(以下RFSと言います)
について文献よりの引用ですが、
抄録します。
RFSは、簡単に言うと
ラッテクスつまりゴムのアレルギー物質と
ある種のフルーツの酵素(植物を外敵・虫から身を守るため作られる
キチナーゼ)とが構造的に似ているため
交叉アレルギーが起こることを言います。
もう少し詳しく言うと
ゴムのアレルゲンは、アレルギーを起こすのに
充分な大きさの分子で
その分子の端末にヘベイン領域と言われる
システイン架橋を持つ強固な塊があります。
またある種のフルーツに含まれる
キチナーゼは、分子の大きさが小さく
単一では、アレルギーを起こす力がありません。
しかしキチナーゼは、その分子の端末に
ゴムのヘベイン領域と類似したものが付いています。
口の中にヘベイン領域とよく似たものを持つキチナーゼの分子が
付くとアレルギーを起こします。
キチナーゼのヘベイン領域と似た領域は、
消化酵素によって容易に
元の部分と切断され
そのアレルギーを起こす力は、失われます。

これらの二つの事実を
あわせて考えると次の推論が成り立つと考えています。

「何らかの理由でゴムアレルギーを得た私は、
交叉アレルギーによって
果物のアレルギーのために口内に違和感をかんじる。
しかし、消化力が劣る私には、
果物のアレルゲンを分解できない。
そのために、下痢が起こるのではないか。」

しかしこの推論には、
事実と矛盾するところがあります。
1.私は、ゴムのアレルギーではない様に思う。
 しかし正確に確かめたわけでないのでゴムのアレルギーかもしれません。
2.起こすと考えられる果物の中に私に起こらないものもある。
3.違和感を感じる果物と下痢をする果物に相関関係のあるものもあるが、 ないものもある。

RFSを起こす果物は、文献によれば次のようです。
交叉反応性の報告が多い食物
 バナナ アボガド クリ キウイ
中等度の交叉反応性が指摘されている食物
 パパイヤ マンゴー メロン モモ
 ニンジン リンゴ イチジク
低頻度の交叉反応性が指摘されている食物
 コムギ セロリ プラム アプリコット
 ソバ ブドウ


下痢を起こす皆様の中にそのような方は、おられませんでしょうか。
おられましたらご協力ください。
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ロフト付きは、おもしろい下痢克服の基本的手法イチゴ・メロン

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